卒業は失恋に似ている

卒業は失恋に似ている。

一方的に振られる。

結果だけを突きつけられる。

もう、決められたこと。こちらは何もできない。

悲しみより先に、何も考えられなくなる。

アタマが真っ白になる。

信じられない。信じたくない。理解できない。

悲しんでばかりでもしょうがないので前向きに考えようとする。

そのことから目を背けようとする。

新しいスタートにココロを切り替えようとする。

それでも、テレビやネットをつければ

嫌でも目についてくる。

また思い出す。また泣けてくる。

アタマで割り切ってても、ココロがついてこない。

周りは色々なことをいうけれど、アタマに入ってこない。

ありきたりのコトバで取り繕ったって、自分の悲しみは自分にしか理解できない。

自分だけのことで精一杯になる。

終わりでなく、始まり。それもわかってる。

新しい道を歩いていく、彼女を祝福してあげたい。

変わりゆく変化についていけなければ 取り残される。

でも、今はまだ悲しみに浸っててもいいですか?

アナタの笑顔を見て、切なくなるのは嫌なんです。

アナタの笑顔に、笑顔で応えられるまで、もう少し時間をください。