椎名林檎「雙六エクスタシー」in武道館
※もうふにぷらーなら慣れっこでしょうが。長いですてぃ＆ＬＩＶＥの模様以外が大杉ですてぃ。
興味あるとこだけ貝つまんで読んでくれぃ♪
＜プロローグ＞
名古屋で終わりだと思ってた。
実際、名古屋公演に挑む際「もしかしたら、生林檎さんを観るのは最初で最後かもしれない・・・。」って思ってたし。
「またツアーやLIVEがあってもいかないだろうな」とか言う意味合いではないということは、このレポを読んでくださってる方ならわかっていただけるだろうと思いますてぃ。
前回の名古屋レポでどれくらい「僕の感動」が伝わったかどうかわからないけど。
それほど満足の行く公演だった。
武道館。行くつもりはなかったんですてぃ。実は、その日他のLIVEに行こうと思ってたくらいだし。（諸々の事情でそちらも断念しましたが・・・。）
しかしながら名古屋公演の前後に、某女史のサイトのＢＢＳに「椎名林檎 武道館1枚譲ります 会社の方が連番相手を探しています」なる書き込みがたちましてぃ。
大いに悩みましてぃ。休み取れるかわからない、金もない・・・。
結論として「ＦＣ枠だし、強い人（林檎ガチな人）が名乗り出るだろう。僕なんかよりもっと必死な方がいったほうがいい」と思い名乗り出なかったんですてぃ。
（・・・よく考えたらその考えって間違えで、そこまで必死な方はとうにチケット確保してるんですよね(汗)）
そして、それとは別に「四国から武道館公演に、僕が一度お会いしたいと思っていたネットのお友達がやってくる」という話をお聞きして。
滅多に会えないし、この機会を逃すまいと、休みを申請して会いに行くことにしましてぃ。
無事休みも確保して、「会場推ししますてぃ」と前述の某女史＝純様にお知らせしたら・・・。
「あら、では会場推しなんていわずに参戦したらいかが？」
と、再度ラブコール・・・。ぐはぁ。
お財布と相談して・・・。な、なんとかなるかな・・・。き、きめらんねー！！
もうにっちもさっちも行かなくなったので・・・。
困った時は「姫る」ってことで姫に相談(爆)
「武道館・・・(´<｀;)」
「メモリアル公演だぞ！観れるならいっとけ！！川¬∀¬||」
・・・というわけで、姫に背中押してもらって参戦決定。どーやらそーいう運命になってたみたいですてぃ。
〜ここでちょっと脱線〜
姫のとこの生チョコ板（ＬＩＶＥ用板）で、シナ様がＬＩＶＥ歴について語ってたのを拝見して僕も便乗。
高校生の時渡辺美里が大好きで、ひょんなことからチケが回ってきて西武球場で必ず夏にやるＬＩＶＥに行った・・・それくらいですてぃ。しかもその動機も半分は「好きなコを誘う」ってヨコシマなもので(笑)結局ドタキャンされて男友達と一緒に行ったんですが・・・。
大好きなバンドはたくさんいたんだけど、なんていうか、高校生の頃とかそーいうのって気恥ずかしい部分があって。
「も少し大人になったらいけばいいや。」みたいに思ってたんですよね。
そしたらねぇ。ユニコーンも米米も、解散してしまって・・・。
特に米米は、すんげぇ行きたかったのに。ＬＩＶＥビデオ全部借りて「いつか生で観てやる！！」って思ってたのに。
旬なうちに観に行かないと後悔する・・・。そう思った瞬間ですてぃ。
そして時は流れて２年前。ひさぶりに「生で観てぇぇ！！」という衝動に駆られたアーティスト、「ヤイコ」
ＤＶＤ先行に申し込んで当選。横アリのサンクロに初参戦。実に８年ぶりのＬＩＶＥ。
どーせ糞席だろこーいうのって・・・って思ったらあららとんでもない。すんげぇ良席。
感動した勢いでそのＬＩＶＥでもらった沖縄ツアーの申し込み用紙をＦＡＸしてた自分がいましてぃ・・・。
それから、ＰＣ購入&ネットデビュー。ヤイコのＦＣについて調べてたら（ないって知らなかった）某大手ヤイコファンサイトに上陸。
ヤイコ応援ＣＨＡＴに入り浸り、ネットお友達と沖縄連番相手を（σ´_ゝ｀）σゲッツ。
何故かそこから漂流して、サンプラ王国に不法侵入(爆)素敵な女王様に見初められ忠犬にしてもらい（をい）
沖縄参戦。帰りの飛行機が白い粉騒ぎでなかなか飛ばず大惨事（懐かしいなぁおい）
元々すきだったハロー系にじょじょにはまり。本格的にヲタするぞって時に諸々の事情で断念。
なんとか落ち着いたものの、職業柄＋αの事情でそんなに現場にも参戦できず。
だけど、「ここぞ！」って祭りには参戦してきましてぃ。（ケメコン祭りや(●´ー｀●)ソロイベとか）
＜公演前＞
土曜休み取ったのでかるーく１０連勤という仕打ちを受け、ヘロヘロで迎えた２７日、Ｘデー。
前述の遠方からのお友達＝ちゅん♪が昼頃関東につくというので、一緒に遊ぶという選択肢もあったんだけど
流石にヘロヘロだったのと、野暮用を済ませなければならなかったので断念して・・・。
髪を切り、野暮用を済ませ、さっぱりとした身体とココロでいざ武道館へ。
思えば武道館は初めてですてぃ。九段下の〜♪・・・爆風スランプの歌を思い出す<（笑）
駅を出るとＬＩＶＥの雰囲気がビコンビコン。「チケ譲りますてぃ」というプラを持った人、ダフ屋、そして
覚悟を決めて武道館に乗り込むファンの方々・・・。コスをした人もちらほら。
案の定方向音痴っぷり発揮して。（あの方に負けず劣らずなんですてぃ。あの方には負けるけど）
武道館と逆方向に
(ノ∀｀)アチャー なんか「昭和館」とかいうところついちゃってみてらんないって感じで・・・。
慌てて引き返しててくてく坂登ってるとグッズを買う長蛇の列Σ(￣Д￣;!!
うわぁ。ネズミーランドより並んでるんじゃねーの？？？
その列を横目に地べたにペタリと座って純様にmailそーしんヽ(´＜｀*)
「まだ新宿ですてぃ。リソリソはもうついてるらしいよ〜人・。・人」
・・・ご主人様かぁ(汗)
半分はネタだったんですけど（半分は本気だったんかい）今日はご主人様に会っていいものか迷ってたのね。
だって試合前のボクサーみたいだと思ってたから。
ビクビクしながらmailそーしんヽ(´＜｀;)
「入り口前で林檎コピバン見てます(笑)」
お返事キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━ !!
入り口〜入り口〜・・・入り口どこぉ？(汗)
また迷子(´Д⊂ しかしここでますてぃさん、忠犬レーダーを使用！！
コピバン見てるっていってたから音のなる方へ・・・（レーダーちゃうやんヽ( ´ー`)ノ）
いたー！！ご主人様ハケーン！！隣にいらっしゃるのは・・・うわーしるぴーさん小町さん夫妻だ！！
小町ねぇお初で御座いますてぃ。ネット初期はお二方にも色々お世話になりましてぃ。
姫の横にちょこんといさせてもらい、姫が必死に小町ねぇのアーマーリングつけさせてもらってる様とかを
またーり見てましてぃ(爆)
(´-`).。oO（抜けなくならないかなぁ・・・だいじょぶかなぁ・・・
写真撮ったりわいわいやってるとゾクゾクと姫のお友達様がご登場。おひさだったりお初だったり。ぺこり。
そーこーしてるうちに純様カップル登場。あやすた界隈の方々も登場。たらさんも登場。
未来様着物だぁ(´＜｀*)ネットで絡ませてもらってるからいぱーいお話しよーと思ってたんだけど忙しそうだからまたの機会に・・・。
ご主人様は、あっち行ったりこっち行ったり忙しそうでしてぃ(笑)
ヲタな方々に「ご利益ご利益・・・(￣┐￣*）」とペタペタ触られましてぃ(´Д⊂
ご主人様が、「これ以上運吸わないでヽ(`Д´)ノ」といきんでおりましてぃ(爆)
程なくして、ちゅん♪ご到着！！ちゅん♪にがっつく(爆)握手ぅ！！
※ちゅん♪は、某界隈に「ますてぃ語」を普及させた第一人者なんですてぃ(笑)
ちゅん♪のオリジナル語だと思ってる人もいるとか(爆)
わいわいやってると、本日の僕の連番様、原野斎様がご到着！！（この時はＨＮとか存じ上げなかったですけど）
「○○です。今日は、よろしくお願いします。えっとお名前は・・・。」
「ま、ますてぃです・・・(爆)」
・・・何もＨＮでご挨拶しなくてもいいじゃんなぁ僕(´Д⊂なんか緊張してしまってむりえない応対でしてぃ。
本日のチケを頂いて、色々お話してるうちにいよいよ開場の時間となりましてぃ。
「そろそろ・・・いきますか♪」
＜公演前その２＞
実はこの日まで自分の席がどこだか知らなかったんですが。席は２階南ーF列との事。
二人とも武道館初めてで、右往左往しつつなんとか席にたどり着く。
２階ど真ん中。お顔までは肉眼で拝見できませんけど、会場全体見渡せるしスクリーンも真正面で見やすいしと・・・。
名古屋に引き続き譲ってもらったチケでこれまた勝訴な位置。
会場は確かに広いんですけど、思ってたよりも広くなかったですてぃ。なんかもっともっととんでもない広さを想像してたんですけど。
あれやこれやといろんな話をしていたら原野斎様が
「・・・色々お詳しいんですねぇ。コンサ馴れしてるんですねぇ・・・。」と。
いえいえいえいえ！！とんでも御座いません！！全然現場に出ないんですけど、知識ばっかついちゃってるんですてぃ(汗)
流石に広い会場なんでなかなか席は埋まらず。こりゃ５分１０分押しじゃすまないなと思ってたら突如原野斎様がそわそわしだして
「トイレにいったんですけど大混雑で。・・・始まってから移動ってまずいですかね？」
「まだ絶対始まりませんよ！！（根拠ないけど(爆)）絶対開始前に行ったほうがいいですよ！！」
「いやぁ。なんとかあいてました。集中できないところでしたよぉ。」
よかったよかった・・・(汗)
「・・・まもなくはじまります・・・」のアナウンス。メンバーが登場。立ち上がるときに隣の原野斎様が「うわ、鳥肌たってきちゃったよ」と。僕もこのとき同じ気分でしてぃ。会場の熱気がそうさせるのか、特別な公演という緊張感がそうさせるのか。
身体の下のほうから熱いものがこみあげてくるんだけど、上半身は寒いんだよね。自分が興奮してる時のサイン。
程なくして、林檎さんが登場。会場の皆が一斉に沸きあがる。ボケボケしてる暇はない。「ついていきます」
名古屋1回しか観てないのにツアー語るのはおこがましいのですが、この「武道館」はまったく違う公演のつもりで
挑んでたんですてぃ。後付けでなら幾らでも言えるだろといわれてしまえばそれまでですが。
ステージの後ろまで席がある広い会場、スクリーンもある・・・千差万別な思い入れの１４０００人のファン。当然演出も
セットリストもいじってくるだろうな。そんなことを漠然と考えてましてぃ。
一曲目を飾るにふさわしすぎる「幸福論（悦楽編）」カラオケ面子に林檎さんファンの女性がいたら「歌って〜！」ってせがむほど
好きな曲。生で聴けるとは。
拡声器を持ってくるくる回る。歌うっていうか「叫ぶ」、「吠える」キモチよすぎでしょ。圧巻。わー。すげー。
あんな歌い方して持つのだろうか？持っちゃうんだよね。凄いよね。なんちゅう声量だよ・・・。サビをファンに歌わせて休む某ロックボーカリスト（演出は別として）とは比べ物にならないね。歌に向ける「本気」が違うね。
ドキドキした気分を一転させるように照明がフッと消え、「罪と罰」
普通さぁ。あそこまで声張り上げて歌ったら怒鳴るよーな感じになっちゃうんじゃないかって思うんだけど。
そーならないんだよね。あんな歌い方する人っているか？他に。いないって。
「サイレン 爆音 現実 或る浮遊」のエコー（すまんそれ以上の音楽用語しらん）がすげー。
「音」が目に見えて飛んできてる感じ。目に見えないはずのものが見えてましてぃこの瞬間・・・。「体感」する「音圧」が凄い。
ただ「でかいだけの音」じゃ、「ノイズ」にしか感じないわけで。
このとき、「歌う」というよりも「吐き出してる」と感じてましてぃ。
次の大好きな「マヨ純」に身体をゆだねて。曲を噛み締めて楽しめたのはこの３曲まで。こっからはもういろんな視点で公演を楽しんで
ましてぃ。
時には、目をつぶって音だけ楽しんでみたり。
時には、会場のファンの雰囲気を楽しんでみたり。（中央３列目に激しく踊ってる２人組がいましてぃ）
時には、スクリーンの演出を楽しんでみたり。（前述したけど、スクリーンめっちゃ見やすい席なんだわ）
時には、MC中のファンの掛け声にココロの中で突っ込みをいれてみたり。
以下拾ったファンの掛け声。
「私が一番愛してるぅ！！」・・・なら曲入り邪魔するな(笑)
「結婚して！！」・・・凄いな。
「漏れも〜！！」・・・ちゃねら？
「お金いっぱい持ってるよ！！」・・・（閉口）
名古屋公演に引き続き、感想書き殴り。前後関係めちゃくちゃですけどご勘弁を(汗)
なんの曲なのか忘れましたけど、ベースの方が足を左右にぴょこぴょこさせながら弾いてるのが可愛かった。名古屋ではバンドさん見るまで余裕なかったのよ(笑)林檎さんと睨み合ってたからね。
スクリーンを使ったメンバー紹介が面白かった。林檎ワールド全開。ＰＶとかもそーだけどあの不思議ワールドが思いっきりツボ。
最後の林檎さんが水を被るシーンは余りにも艶っぽくて色っぽくて、しかも長くて、ずっと見てるの気恥ずかしくなっちゃった。(笑)
カメラ持って林檎さんを追いかける女性が妙に気になる。あれ、結構大変だろうなと(笑)
「港町十三番地」聴くとどーしても「カールスモーキー石井」を思い出してしまう元米米ファン(笑）なんでかは割愛。
スクリーンに「大漁」ののぼり掲げた舟が。演歌っぽいんだけど何処までいっても「椎名林檎」ティスト。
ちゅん♪が大好きだっていう「すべりだい」。公演何日か前に音源もらって何度も聴いてた。おかげで凄く集中して聴けた。
歌詞が切ないことに気づく。「このところ悔やんでばかり居る」この歌詞が胸に突き刺さる。
「歌舞伎町の女王」の最後の「ズッタンダダダンズッタンダダダン・・・」のドラムが凄く好き。
突然アカペラで歌いだして、「どんな意味がこめられてるんだろう？何か発言するのかも？」とか思い冷や汗が出る。静寂が怖い。
アンコールの時に林檎さんが白い花のようなものを後ろの席にちぎっては投げちぎっては投げていましてぃ。
「本日は見辛い席のお客様もいるということで申し訳御座いません」とMCでおっしゃってましたし、林檎さんなりのファンサービスなんでしょうか。なげっぷりが素敵だった。
あれ？「正しい街」ってどこで歌うんだっけ？まだやってないよね。名古屋のことなんて吹っ飛んでるいい例。アンコールだったっけ。
今回は名古屋程テンパらなかった。でもやっぱ泣いた。噂の一本足奏法が！！生で観れて感動・・・。
「おだいじに」で〆。マイクを床に捨ててはける林檎さん。演奏が続く中、例の「詩」が流れましてぃ。
後付けの語呂合わせなんでしょうけど、もしも最初から計算してリリースしてたらそれはそれで凄いなぁと思ってたり。
その後、映画のエンドロールのようなものがスクリーンに流れ。いやがおうにも高まる「終焉」の不安。
「おまえガチじゃないだろ？」と突っ込まれそうですけど、あの場ではもう空気に飲まれてるのですよ。完全に。
曲が終わり、スクリーンでは実際の中継と演出の映像を織り交ぜたものがはじまりましてぃ。
２階席は皆座ってたんですけど、僕と原野斎様は棒立ちしてスクリーン凝視してましてぃ（今思うと後ろの人に迷惑だったかも(汗)）
意味深な映像が流れ、メンバーと林檎さんがステージに再登場。
発表どおり、「林檎の唄」がはじまりましてぃ。この時点で「LIVEVersion」って表現はおかしいかもしれませんが、
マラカスを振りながら歌う「林檎の唄」、凄くいい感じ。行きたくても行けなかった、多くの方にふぉんとふぉんと、申し訳ないんですけど・・・。生で聴けて幸せですよ・・・。
一礼して去る林檎さん。予想通り、何もコメントはなく終了・・・。そして最後のスクリーンによる映像。
私の名前をお知りになりたいのでしょう？
唯今私の名が判りました
貴方が仰る通りの「りんご」です
・・・この時点で僕のちんまい脳みそでは処理不可能になってましてぃ。
公演が終わり、お土産の受け渡しの為の規制退場が始まり。でも外に出るまでは僕も原野斎様も終始無口でしてぃ。
お土産をもらったくらいからやっと口が開け、自分なりの考察なんかを原野斎様と語り、現実世界に戻ってきましてぃ・・・。
ありきたりのコトバで〆ますね。「凄かった」
以下セットリスト。
01. 幸福論(悦楽編)
02. 罪と罰
03. 真夜中は純潔
04. ドッペルゲンガー
05 おこのみで
06. 意識
07. すべりだい
08. 黒いオルフェ
09. 依存症
10. 丸の内サディスティック
11. 警告
12. とりこし苦労
13. 港町十三番地
14. ポルターガイスト
15. ギブス
16. 歌舞伎町の女王
17. 本能
18. 迷彩
19. 茎
20. 白い花の咲く頃(アカペラで1番のみ)
21. Mr. Wonderful
22. 正しい街
23. おだいじに
24. 林檎の唄
（この後、ちょっとした＜考察＞を付け足してしめたいと思いますてぃ。決して＜謎解き＞ではなく、武道館公演を通して自分なりに思ったことをちょこっと書きたいなと・・・。）
